マサチューセッツ州の概要

アメリカ創始の歴史を語りかけ、文化や自然の息吹も調和

マサチューセッツ州はアメリカ北東部にあり、ニューイングランド地方の政治、経済、文化、観光の中心地となっています。

その中心を担うのが、州都ボストン。ボストンはヨーロッパからの移民が築き上げた街で、17世紀の面影を色濃く残すレンガ造りの街並みが印象的です。アメリカ独立の舞台にもなり、自由のために立ち上がった人々の足跡をたどることができます。アメリカ最古のハーバード大学やマサチューセッツ工科大学など、近年では学園都市としても有名です。また、ボストン美術館やボストン交響楽団に代表される、アートや音楽の都としても知られています。

ボストン周辺には、独立戦争発端の街レキシントンやアメリカ発祥の地プリマス、ジョン万次郎ゆかりの地フェアへブン、19世紀のアメリカ文学界を代表する作家たちが暮らしたコンコードなど、興味深い歴史に彩られた街が点在しています。

州南東部には、アメリカ人が憧れるビーチリゾートエリアがあります。大西洋に突き出したケープコッドは、長い海岸線を持ち、風光明媚な景色が広がる半島です。ケープコッドの南海上には、高級避暑地のマーサズヴィニヤード島、捕鯨産業で栄えた19世紀の街並みが残るナンタケット島があり、多くの観光客で賑わっています。

州中部では、19世紀のニューイングランド地方の生活が復元された野外博物館がある、スターブリッジへ。当時の人々のライフスタイルをはじめ、産業や工芸品のデモンストレーションなどを見ることができます。

州西部は自然にあふれ、新緑、避暑、紅葉、クリスマスシーズンなど、四季折々の楽しみが満喫できます。特に、クラシックな街に彩りを添える紅葉シーズンは見事な美しさです。アメリカ最古の高速道路モホークトレイルは美しい紅葉街道としても親しまれています。