マサチューセッツ中部

入植当時の面影と素朴な工芸品に触れる

マサチューセッツ中部の中心都市は、州第2の都市ウースターです。ボストンから鉄道やバスで1時間ほど。主なみどころになるのは、ウースターから南へ約32kmにあるスターブリッジ。ここには、19世紀にタイムスリップできる野外博物館があり、入植当時の建物やライフスタイルに触れることができます。アメリカンキルトや陶芸など、工芸も盛んな地域です。

以下より地図がダウンロードいただけます。
マサチューセッツ中部広域地図マサチューセッツ中部詳細地図(PDF)

※PDF書類をご覧いただくには、アドビ・アクロバットリーダー(Adobe Acrobat Reader)が必要です。無料配布をされているアクロバットリーダーをダウンロードしてください。

アクセス・市内の交通

ボストンのローガン国際空港またはサウスステーションから、マサチューセッツ州第2の都市ウースターまでピーターパン・バスが運行しています。所要は経由によって異なりますが、ローガン国際空港からは約2時間、サウスステーションからは約1時間。
鉄道では、サウスステーションからウースターまでアムトラックが約1時間で結んでいます。スターブリッジはウースターから南へ約32km。

みどころ

オールド・スターブリッジ・ビレッジ

19世紀のニューイングランド地方の建物を移築し、当時のライフスタイルを再現している野外博物館。広大な敷地内には約40の建物が復元され、映画やTVドラマのロケにも活用されるほど、時代考証もしっかりなされています。園内のスタッフは1830年代の衣装に身を包み、さながら19世紀にタイムスリップしたような雰囲気が楽しめます。

1830年代の都市機能をテーマにしたセンタービレッジ、農村を再現したカントリーサイド、産業をテーマにしたミル・ネイバーフッドに大きく分かれています。センタービレッジには家屋、銀行、印刷所、礼拝堂などが並び、当時のカントリーストアも再現。カントリーサイドでは農作業や牛追い、羊毛刈りなどのデモンストレーションを、ミル・ネイバーフッドでは陶芸や鍛冶屋の仕事など職人の作業場を見学することができます。園内で作られた作品はギフトショップで販売しているので、お土産チェックもお忘れなく!

アメリカンキルトと陶芸

ヨーロッパの寒冷地で生まれたといわれるキルトは、清教徒の入植とともに、アメリカンキルトとして発展しました。布地を有効活用するため、端布を縫い合わせて大判の一枚布に。当初は布地の活用に主眼がおかれたので、生活の一部として作られました。後にさまざまなモチーフが考案され、アートのひとつとして評価されるようになります。マサチューセッツ中部では工芸品の一部として、アメリカンキルト作りが盛んです。

キルトのほか、ニューイングランド特有の赤土を使った陶芸品も多く目にします。工房も多数点在し、ギフトショップのほか、ギャラリーや陶芸家の工房で作品を買うことができます。お気に入りの逸品を探してみては。